引き続きアアルトの自邸のお話
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アアルトの自邸では沢山のアアルトデザインが。
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たしか奥様も有名なデザイナーさんでした。
奥様は植物にも精通されていたようです。
一緒にアトリエを立ち上げ一端を支えてきた奥様
きっと素敵な方だったのでしょうね。
美しいだけでなく 温かな雰囲気のある建物は
お二人の幸せな生活を思わせてくれます。

そして 親しみやすく落ち着く理由が他にもあります。
いろんな方が言われることですが 本当にそうだと思ったのが
日本的だ ということ。
どこかにつけて日本を意識した設計や素材です。
たとえば日本の障子をイメージした扉のデザイン
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ふすまのような横へひいていく扉
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テーブルセンターにも日本
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壁の素材にも日本
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すだれもかかっています。
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ガイドのミーカさんもお話してくれましたが
(このお話はディスカバー・ジャパン2017年8月号にもお話されてます)
19世紀後半日本の文化がヨーロッパにも広がって
浮世絵など芸術的にジャポニズムが認められたこともあり
北欧でも日本の文化やデザインに影響を受けたものが多いそうです。
デザインの影響は受けたものの 同じ素材は手に入らない時代
北欧のデザイナーは北欧にある材料で日本のデザインを参考に
様々なものに反映させてきた
そんな一人がやはりその時代の第一人者アアルト

だからこんなに沢山の日本テイストが
自邸に活かされているんですね。
私が落ち着くなぁ 住みたいくらいだなぁと感じたのは
そのせいでもあるのかも。
単にアアルトの設計が居心地いいのも
もちろんですが。
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次回は 近くのアアルトスタジオへ。